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夏の犬のお散歩、
この温度なら出かけないでください

2026年2月12日

気温30度。人間なら「ちょっと暑いな」で出かける天気ですが、犬にとっては話が別です。肉球が触れるアスファルトは50度を超えていくからです。夏の散歩で本当に見るべき数字を整理しました。

ひと目で分かる答え

気温より地面の温度が基準です。真夏の日中のアスファルトは50~60度まで上がり、肉球にやけどを負わせます。判断法はひとつ、手の甲を地面に5秒当ててみてください。熱くて耐えられなければ、犬も歩けません。夏は日の出前か、夜8時以降が安全です。

夏の早朝、日陰の散歩道を歩く犬

夏の散歩、時間帯別の危険度

時間帯危険度メモ
早朝~朝7時安全地面が冷えている唯一の明るい時間
午前10時~午後6時危険アスファルトやけどの時間帯、出ないでください
夕方6~8時注意空気は冷めても地面はまだ熱い
夜8時以降おおむね安全手の甲テストをしてから出発

夕方の時間帯が落とし穴です。日が沈むと涼しくなった気がしますが、アスファルトは熱を長く抱え込んでいるんです。私も夜7時に出かけて、うちのグルム(「雲」という意味の名前です)がしきりに草むらの上ばかり歩こうとするのを見て気づきました。地面がまだ熱かったんです。それ以来、夏は夜9時に固定しました。

熱中症のサイン、これは覚えておいてください

舌を長く出して激しくハアハアする。よだれがねばつく。歯ぐきが真っ赤になる。足取りがふらつく。このうちひとつでも見えたら、すぐ日陰に移してぬるま湯を肉球とお腹に湿らせてあげてください。冷たい氷水はかえって血管を収縮させて逆効果です。症状が収まらなければ、すぐ病院へ行く必要があります。

短頭種は特に危険です。シーズー、パグ、ブルドッグのように鼻の短い子は、ハアハアで熱を冷ます能力が低いので、同じ温度でも先にばててしまいます。

夏の散歩の持ち物

水と折りたたみの器は基本として、散歩コースを日陰と土の道中心に組み直してみてください。クールベストやクールバンダナも役立ちますが、水にぬらして使う製品は乾くとかえって保温になるので、途中でぬらし直す必要があります。

そして無理に埋めようとしないでください。夏の1か月は散歩量が減るのが正常です。足りない活動量は、家でノーズワークで満たせば大丈夫です。

去年の夏、うちの子は何時に歩いていたでしょう

クンクンにお散歩を残すと、歩いた時間が日付別にそのまま残ります。夏が戻ってくるたびに去年の記録を開けば、試行錯誤なしにそのリズムへすぐ行けます。夏の散歩は、時間帯がすべてです。

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車内での待機、夏最悪の事故

散歩の話から少し外れますが、夏なので必ず付け加えます。「ちょっとだけだから」と車にその子を残して降りること、絶対にだめです。真夏の車内温度は、エアコンを切った瞬間から数分で跳ね上がります。窓を少し開けておいても同じです。スーパーに寄る用事があるなら、その子は家に置いて出るのが正解です。

アスファルトの照り返しも、もう一度だけ。犬は人よりずっと地面に近いので、人の顔の高さで32度の日、犬の高さはそれより数度熱いんです。同じ天気を歩いていても、あの子はもっと暑い世界を歩いているんですよね。

室内の代わりの活動で夏を越す

日中の散歩をあきらめた日のエネルギーは、家で発散させてあげれば大丈夫です。エアコンの効いたリビングでノーズワーク20分、凍らせたおやつ入りのおもちゃ、ぬれタオルの上でごろごろ。冷やしておいたクールマットを出してあげるとお腹をつけて伸びるのですが、その姿が夏いちばんの風景です。

夏の2か月ほど散歩量が減るのは自然なことです。秋が来たらまた歩けばいい。暑さと戦って勝つのではなく、避けて通るのが夏の散歩の技術です。

夏の散歩の目標は、耐えることではなく安全に楽しむことです。時間帯さえうまく選べば、夏の夜の散歩は1年でいちばんロマンチックなコースにもなります。セミの声を聞きながら歩く夜の散歩、この夏、一度始めてみてください。

よくある質問

夏は散歩の回数を減らしてもいいですか?
はい、減らすのが正解です。真夏は短めに1回と室内遊びの組み合わせでも十分です。暑さを押しての長い散歩より、涼しい時間の短い散歩のほうがずっと安全です。
犬用の靴を履かせれば、日中でも出かけられますか?
肉球のやけどは防げますが、熱中症は防げません。足が守られても、体はそのまま暑さを受けますから。靴は補助手段と考えて、日中の散歩そのものを避けるのが原則です。
散歩の後のハアハアは、どれくらい続けば正常ですか?
普通は10~20分以内に収まります。30分以上激しいハアハアが続いたり、よだれがねばついて歯ぐきの色がおかしいなら熱中症の可能性があるので、病院に連絡してください。
保冷剤や氷水を散歩に持ち歩くのはどうですか?
冷たい水は良いのですが、氷のように冷たい水を一気に飲ませるのは避けてください。急激な温度差が胃に負担になります。ひんやりする程度の水を少しずつこまめにあげるのが正解で、保冷剤はカートやバッグの冷却用としては便利です。
暑さに弱い犬種は決まっていますか?
鼻の短い犬種が代表的です。ブルドッグ、パグ、シーズー、ペキニーズは鼻で熱を逃がす能力が低く、同じ温度でも先にばててしまいます。ダブルコートの犬種と黒い毛の子、肥満の子、シニア犬もリスク群です。こういう子は夏の温度基準を普段より3~4度低く設定して、散歩時間も半分に減らしてください。

この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。