お散歩の時間を決めて出かけていますか、それともその時々ですか?実は答えはひとつではなく、季節ごとに違います。夏と冬では正反対なんです。季節別に整理してみました。
夏は日の出前の早朝か、夜8時以降。冬は逆に日ざしのある日中が良いです。春と秋は自由でOK、ただし大気の状態が悪い日だけ避けましょう。時間帯より大切なのは、毎日だいたい同じリズムを守ることです。
| 季節 | おすすめの時間 | 避けたい時間 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 夏 | 早朝~朝7時、夜8時以降 | 午前10時~午後6時 | アスファルトのやけど、熱中症 |
| 冬 | 午前11時~午後3時 | 早朝、遅い夜 | 体温の維持 |
| 春・秋 | 自由 | 大気の状態が悪い日 | 呼吸器への刺激 |
夏の基準はひとつだけ覚えてください。手の甲を地面に5秒当ててみて、熱かったら出かけてはいけない時間です。私は夏になると、もう夜9時のお散歩に固定してしまいます。最初は面倒ですが、習慣になるとむしろ涼しくて快適ですよ。
犬は時計は読めませんが、体で時間が分かります。毎日夕方7時に出かけていた子は、6時50分から玄関をうろうろします。この期待感が、犬の一日の大きな楽しみなんです。うちのグルム(「雲」という意味の名前です)は平日の夜8時がお散歩の時間なのですが、7時50分になると玄関の前に行って座っているのを見ると、リズムが体に入っているのは間違いありません。
だから、バラバラの時間より一定のリズムのほうが良いのです。きっかり同じ時刻である必要はなく、朝ごはんの後に1回、夕ごはんの後に1回のように生活の流れにくっつけておくと、犬も人も楽になります。
朝のお散歩は、夜のあいだ我慢していた排泄を解消して、一日を落ち着いてスタートさせてくれます。夜のお散歩は、一日分のエネルギーを発散して、夜ぐっすり眠らせてくれます。だから2回出かけられるなら、朝は短めに、夜は長めにの組み合わせが無難です。
1回しか行けないなら、夜をおすすめします。エネルギーが残ったまま夜を迎えると、明け方にクンクン鳴いたり、朝早くから起きてしまう子になりやすいからです。
クンクンにお散歩を残すと、何時にどれくらい歩いたかが日付ごとに積み重なります。1か月分を見返すと、平日と週末でリズムが違うおうちが多いんです。時間帯を変えてみるか判断するとき、勘よりこのリストが正確です。
今週のお散歩を確認する →季節が変わってお散歩の時間を移す必要があるとき、いきなり変えると犬は混乱します。排泄のリズムも時間に合わせて回っているからです。30分ずつ、数日かけて移すことをおすすめします。夕方6時から夜9時に移すなら、1週間ほどかけて少しずつ遅らせるイメージです。
移している間、その子が元の時間に玄関の前をうろうろしていたら、その時間は室内遊びやおやつのノーズワークで気をそらしてあげましょう。新しい時間のお散歩を普段より少し長く、楽しくしてあげると、新しいリズムが早く定着します。
シフト勤務やフリーランスのように、毎日が違う方もいますよね。そんなときは、時刻の代わりに「順番」を固定する方法があります。何時であっても、朝ごはんを食べて30分後に最初のお散歩、夕ごはんの後に2回目のお散歩。時計ではなく生活の出来事にお散歩を結びつけるのです。犬は時刻より順番のほうをよく覚えているので、この方式なら不規則なスケジュールでも、その子は予測できる一日を過ごせます。
どうしても無理な日は、家族やペットシッター、お散歩代行の力を借りるのもひとつの方法です。1日のお散歩の空白より、それが毎日繰り返されることのほうが問題ですから。
まとめると、最高の時間帯はよそのおうちの時間割ではなく、うちが毎日守れる時間です。季節に合わせて少しずつ動かしながら、その子が玄関で待つ「あの時間」を作ってあげてください。その待ち時間が、犬の一日の半分なのですから。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。