私は5歳のビション・フリーゼ、グルム(「雲」という意味の名前です)と暮らしているのですが、散歩から帰ってきてもときどき気になっていました。これで足りているのかな?短すぎたかな?そこでこの機会に、年齢別・サイズ別の目安から散歩が足りないときに出るサインまで、一度きちんと整理してみました。
結論から言うと、成犬は1日1~2回、1回20~40分ほどが広くすすめられている目安です。子犬は5~15分ずつ短く数回、シニア犬は無理のない範囲で短く。もちろん犬種と健康状態によって変わるので、下の表でうちの子の目安を探してみてください。
散歩量は年齢によってかなり変わります。獣医学の分野で一般的に案内されている目安を表にまとめるとこうなります。
| 年齢 | 推奨回数 | 1回の時間 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 子犬(ワクチン完了後~1歳) | 2~3回 | 5~15分 | 関節が成長中なので短くこまめに。「月齢 x 5分」の公式が有名です |
| 成犬(1~7歳) | 1~2回 | 20~40分 | 活発な犬種はもっと長く。においを嗅ぐ時間を十分に |
| シニア犬(7歳~) | 1~2回 | 10~20分 | 平らな道を中心に、その日その日の調子を見ながら |
※ あくまで一般的な目安です。持病があったり犬種の特性が強い子なら、獣医師さんと相談して調整するのが正解です。
もうひとつだけ。今より散歩量を増やす計画なら、一度にどんと増やさず、1週間単位で10%ずつだけ増やしてみてください。20分歩いていた子を急に1時間歩かせると、翌日関節に無理が来ます。人間の運動と同じです。
マルチーズ、プードル、ビションのような小型犬は、短い脚で同じ距離をずっと多く歩いている計算になります。だから時間の基準では20~30分で十分な場合が多いです。うちの子も30分歩いて帰ると、家でぐったり伸びています。逆にレトリーバーやボーダーコリー、柴犬のように活動量の多い犬種は、1日合計で1時間以上動く必要があるケースがよくあります。活動量の多い子の散歩が足りないと、そのエネルギーが全部家の中で爆発します。大型犬の問題行動の半分は運動不足、という言葉があるのは伊達ではありません。
それから、これは暮らしながら学んだことなのですが、時間より大切なのは散歩の質なんですよね。犬にとって散歩は運動でもありますが、世界のニュースを読む時間なのだそうです。速く歩くだけより、においを思う存分嗅がせてあげるほうが、ストレス解消にはずっと良いです。電柱の前で3分立ち止まっていても、そのまま待ってあげてください。今、一生懸命読んでいる最中ですから。
このうち2つ3つが重なったら、散歩不足のサインかもしれません。1週間だけ回数や時間を増やしてみて、変わるかどうか見てください。このとき記録を残しながら比べると、変化がずっとよく見えます。
うちも梅雨に3日連続で出かけられなかったことがあるのですが、無事だったクッションの角がかじられていました。叱ろうとして、ふと申し訳なくなりました。あの子なりの抗議だったんですよね。
クンクンでお散歩を残すと、距離と時間が日付別に積み重なり、歩いた日には足あとスタンプが付きます。足あとがまばらな週とぎっしりの週を並べて見ると、この記事の目安表とうちの散歩量がどれくらい違うか、すぐに分かります。回数の調整はその次です。
クンクンでお散歩記録をはじめる →真夏の日中のアスファルトは本当に危険です。手の甲を地面に5秒当ててみてください。熱くて耐えられなければ、犬の肉球も耐えられません。夏はもう、日の出前か日が沈んでから出かけるのが答えです。私も夏は夜9時の散歩に変えています。水を持って、ハアハアがひどくなったらすぐ日陰へ。
小型犬と毛の短い子は、服を着せて短めに行ってきましょう。見落としがちなのが融雪剤です。雪の後の道にまかれた塩化カルシウムが肉球にじわじわ刺激になるので、散歩後に足を洗ってあげるのが良いです。
無理して出かける必要はありません。ノーズワークや引っ張りっこ、おやつ隠しくらいで、室内でもエネルギーはけっこう発散できます。1日2日散歩を飛ばしても大ごとにはなりません。罪悪感を持たないでください。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。