犬の豆知識 › お散歩・お出かけ

犬との初めての旅行、
持ち物から注意点まで

2026年4月9日

うちの子との初めての旅行。わくわくする分、心配にもなりますよね。荷物は何を詰めればいいのか、車で吐いたらどうしよう、宿で吠えたらどうしよう。私もうちのグルム(「雲」という意味の名前です)との初旅行の前夜、検索だけで2時間使いました。あのとき知っていたらよかったことを整理しました。

ひと目で分かる答え

初めての旅行の準備の3本柱は移動(車酔い対策とシートベルト)、宿(同伴ルールの事前確認)、応急(旅行先近くの動物病院を保存)です。持ち物はフードと水、トイレ用品、リードの予備、毛布(家のにおい)、常備薬が基本で、最初の旅行は1泊2日の近場から始めましょう。

車のトランクの横で旅行かばんと一緒に座っている犬

旅行の持ち物チェックリスト

分類持ち物メモ
食べ物いつものフード、おやつ、水、器慣れないフードに替えない
移動クレートまたはドライブシート、シートベルトリード抱いて乗るのは危険
衛生うんち袋、トイレシート、ウェットティッシュ、タオル多めに
安心家で使っていた毛布とおもちゃ知らない場所では家のにおいが大きな力
安全迷子札、常備薬、病院の連絡先旅行先の夜間救急病院を事前に保存

車に乗る、旅の最初の関門

車酔い対策は空腹が基本です。出発の2~3時間前には食事を終えて、1~2時間ごとにサービスエリアで降りて、水を飲んで排泄する時間をあげてください。窓を少し開けて空気を循環させるのも役立ちます。

そして安全。ひざに抱いて乗るのは、事故のときにその子にも人にも危険です。クレートをシートベルトで固定するか、犬用ドライブシートにベルトリードをつなぐのが基本です。クレートを嫌がる子なら、旅行の数週間前から家でクレートに慣らし始めましょう。

宿で確認すること

「ペット同伴OK」といっても、みんな同じ同伴ではありません。予約前に3つ確認してください。体重制限があるか、追加料金と頭数制限はどうか、客室内でのお留守番が可能か。特に最後が重要です。食事に行くときにその子をひとりにできない宿なら、日程全体が変わってきますから。

宿に着いたら、すぐ休ませずに周りを10分ほど一緒に歩いてあげてください。知らない空間のにおいを先に読んでしまうと、落ち着くのがずっと速くなります。

最初の旅行は短く、近く

欲張らないでください。最初の旅行は車で1~2時間の距離、1泊2日が適当です。今回の旅の目標は観光ではなく、うちの子に「旅行っていいものだ」と好きになってもらうことですから。今回良い記憶が積み重なれば、次はもっと遠くへ行けます。

旅行先で付いた足あとスタンプは、何度も開いて見ることになります

クンクンにお散歩を残すと距離と時間が日付別に積み重なりますが、旅行に行った日はその数字から違います。普段の2倍歩いてもはしゃいでいる写真を同じ日の投稿に上げておけば、旅の記録がそのまま完成します。

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旅行前にやっておくこと

旅の成否は、実は出発前に決まります。1つ目、長距離の前に短距離ドライブの練習。20~30分の距離を何度か往復して、車とクレートに良い記憶を作っておきましょう。2つ目、基本の合図の点検。「おいで」「まて」ができる子とできない子では、旅の難易度が違います。3つ目、迷子札と登録情報の確認。知らない土地での迷子が最悪のシナリオなので、迷子札の電話番号が合っているか出発前に必ず見てください。

荷物は、その子専用のバッグひとつに分けて詰めるのがおすすめです。何を入れ忘れたかひと目で分かり、宿で探すのも楽です。

旅行先での1日のルーティン

旅行中も、家のリズムをできるだけ守ってあげてください。ごはんの時間、散歩の時間、寝る場所の毛布。環境が変わってもルーティンが同じなら、その子はずっと早く落ち着きます。日程は人間基準の半分で組みましょう。観光地3か所より1か所をゆったり、合間に日陰で休む時間を入れて。旅行から帰った後の1日2日はその子にも回復期間が必要なので、日曜の夜遅くに着く日程より、昼に帰る日程が良いです。

初めての旅行の成功の基準は、写真がきれいに撮れることではなく、帰りの車でその子が安心して眠ることです。その姿を見たら、次の旅行の計画を立てたくなるはずです。そうやって一か所ずつ、うちの子の地図が広がっていきます。

よくある質問

酔い止めを飲ませてもいいですか?
犬用の酔い止めがあり、効果もありますが、必ず獣医師の処方と用量の案内を受けて使ってください。人間用の酔い止めを勝手に飲ませるのは危険です。軽い車酔いは、空腹と休憩で収まることが多いです。
宿で夜に吠えないか心配です。
家の毛布とおもちゃで慣れたにおいを作ってあげて、寝る前に散歩でエネルギーを発散させましょう。それでもクンクン鳴くなら、叱るよりそばで落ち着いて付き添うほうが早いです。知らない場所の最初の夜は、そういうものです。
海に連れて行ってもいいですか?
良い経験になり得ますが、海水を飲まないように水をこまめにあげて、帰った後は砂と塩分を洗い流してあげてください。波のある日はリードをしっかり持ち、夏の日中の砂浜は肉球のやけどの危険があるので避けましょう。
宿ではなくキャンプはどうですか?
開放的な自然なのでわんちゃんたちは喜びますが、管理の変数が多いです。テント内での留守番が難しく、他のキャンパーとの距離が近く、夜間の鳴き声への気兼ねもあります。初めての旅行より、旅行経験が積み重なってからの挑戦課題にして、行くなら犬同伴専用のキャンプ場から始めましょう。
旅行先でごはんを食べません。どうすればいいですか?
知らない環境で1日ほど食欲が落ちるのはよくあることです。家で使っていた器とフードをそのまま持って行き、静かな隅に器を置いてあげてください。水は必ず飲ませて、2日以上食べなかったり嘔吐と下痢が一緒に出たら、旅行先の近くの病院へ。おやつは普段より少し多めでも大丈夫です。

この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。