「犬かき」という言葉のせいで、すべての犬が泳ぎの天才だと思われがちですが、実は水に浮きにくい犬種もいますし、水を怖がる子も多いんです。夏の水遊び、思いきり遊びつつ安全に遊ぶ方法を整理しました。
水遊びの安全の基本はライフジャケット、浅い場所から、海水や川の水を飲ませないことの3つです。特にブルドッグやパグのように体が重くて鼻が短い犬種は泳ぎが苦手で、ライフジャケットが必須です。遊んだ後は、真水でのシャワーと耳の乾燥までが水遊びの締めくくりです。
レトリーバーのように水のために生まれてきたような犬種がいる一方、ブルドッグ、パグ、ダックスフンドのように体型的に浮きにくい犬種もいます。頭が大きく、脚が短く、胸が重い子は、一生懸命かいても沈みやすいんです。こういう子はライフジャケットなしで深い水に入ってはいけません。
そして泳げる犬種でも、初めてなら必ず浅い場所からです。足の着く深さで遊ばせて、自分からもっと入っていくかを見守りましょう。水に投げ入れて教えるのは絶対に禁物。水への恐怖だけが残ります。
| 場所 | 注意 | 備え |
|---|---|---|
| 海 | 海水を飲む(塩分)、波、熱い砂 | 真水をこまめに、リード、朝夕に利用 |
| 川・渓流 | 急な流れ、コケで滑る、冷たい水温 | 浅いよどみだけ、入水時間は短く |
| ドッグプール | 興奮しすぎ、他の犬との衝突 | 途中休憩、うちの子の体力ペースで |
海水を飲むと、塩分のせいで下痢や嘔吐が出ることがあります。遊びの合間に真水をこまめにあげると、のどの渇きで海水を飲むのを減らせます。川は水が冷たいので、長くいると低体温になります。10~15分遊んだら上がって体を乾かす、というサイクルで行きましょう。
遊んで終わり、ではありません。塩分や砂、川の微生物が毛に残っていると皮膚炎の原因になります。真水で全身をすすいで、特に耳をよく乾かしてあげてください。耳に水が残ると外耳炎に直行します。耳が垂れた犬種はなおさら注意が必要です。タオルで拭いた後、ドライヤーの弱風で耳まわりと指の間まで乾かせば仕上げ完了です。
初めて水に足をつけた日、うれしそうにバシャバシャしていた瞬間は、短い動画で残しておくのがおすすめです。クンクンに上げた投稿には日付が一緒に残るので、夏が来るたびにフィードをさかのぼってまた見られます。何年前の夏なのかもすぐ分かります。
うちの子の動画を残す →水が好きな気質の子なら、泳ぎは教えるというより「開いてあげる」に近いです。順番はこうです。ライフジャケットを着せて足首の深さで遊ぶ、飼い主さんが一、二歩先で名前を呼ぶ、足の着かない深さは数日後に。飼い主さんが水の中に一緒にいるのがポイントです。水際から投げ込むように入れるのではなく、一緒に入って、安全な存在がそばにいることを体で伝えてあげるんです。うちのグルム(「雲」という意味の名前です)は足首まで浸かって出てくるまでに川遊び3回分かかりましたし、今も泳ぐより水辺のお散歩派です。
泳ぐ時間は短く区切ってあげてください。夢中になった子は疲れに気づかず泳ぎ続けます。10分遊んだら陸で5分休む、このサイクルを人が管理してあげる必要があります。
水遊びの後遺症は、当日より数日後に出ます。チェックポイントは3つです。耳をしきりに振ったりかいたりするなら外耳炎のサイン、下痢が2日以上続くなら水を飲んだせいかもしれず、しっぽがだらんと垂れて上がらないなら、冷たい水で激しく遊んだ後に出るしっぽの筋肉の問題(リンバーテール)の可能性があります。ほとんどは休息で回復しますが、症状が続くなら病院で確認してもらってください。
水遊びの記憶は、犬にとっても夏休みのようなものです。安全ルールさえ守れば、これほどの季節イベントはありません。ライフジャケットを着せて、真水を持って、耳を乾かすまで。この3つだけ覚えて、楽しい夏を作ってあげてください。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。