出勤の道でドアに鍵をかけながら、いつも心の片隅が重いでしょう。私もそうでした。うちのグルム(「雲」という意味の名前です)がドアの前まで付いて出てくる日は特にです。ところが準備をルーティンにしてから、重さがぐっと減りました。出る前の5分でできるチェックリストです。
出る前に確認するのは水、温度、照明、危険物の除去、退屈しのぎのおもちゃの5つです。成犬の基準で、ひとりでいる時間は1日6時間以内が無難で、それより長くなる日が多いなら、途中で寄ってくれる人や施設の助けを考えてみてください。そして出るときのあいさつは、淡々と、短く、が原則です。
毎日出かけながら毎回新しく悩むと、疲れます。リストにして、習慣に回してください。
| 項目 | 確認する物 |
|---|---|
| 水 | たっぷりの量、ひっくり返らない器、夏は2か所に |
| 温度 | 夏は26度前後の冷房を維持、冬はすきま風の遮断 |
| 照明 | 日が沈む時間なら、ほのかな照明をひとつ付けておく |
| 危険物 | コード、生ごみ、薬、のみ込みそうな物を片付ける |
| 退屈しのぎ | ノーズワークマットや長く噛むおもちゃひとつ |
| トイレ | シートは新しい物に、外でする子は出る前に散歩 |
| 戸締まり | ベランダと浴室のドア、窓のロックの確認 |
※長く噛むおやつをあげるときは、大きさを確認してください。ひとりでいるとき喉に詰まりそうな小さなかけらは危険です。
成犬は6時間以内ならだいたい大丈夫で、8時間を超える日が繰り返されると、トイレと寂しさの両方で無理が来ます。子犬はぼうこうが小さくて、3、4時間が限界です。毎日長時間空ける家なら、昼に寄ってくれる家族、ペットシッターの訪問、幼稚園のような選択肢を混ぜてみてください。罪悪感を持たないでください。完璧な飼い主さんより、続けられる飼い主さんのほうが、あの子にはもっと良いです。
出るときの長くせつない別れのあいさつは、あの子の不安を育てるだけです。出る10分前からは関心を減らして、出るときは静かに出てください。帰ってからも、興奮が収まるまでちょっと待って、落ち着いたら喜んであげるのが良いです。これは飼いながら学んだのですが、出勤前に15分でも散歩に行ってくると、その日一日、グルムがずっと楽に過ごすんですよね。エネルギーの抜けた犬は、眠りで午前を過ごします。
朝の散歩を始めると、ひとりでいる昼が変わります。クンクンにお散歩を残すと歩いた日ごとに足あとスタンプが付いて、出勤前の短い散歩が何週間続いているのか確認できます。足あとスタンプの続いた週には、家も無事なケースが多いです。
散歩の記録を始める →最初から何時間も空けないでください。1分、5分、15分ずつ延ばしていく練習が先です。玄関で靴を履いて脱ぐだけのことから始めて、外出のサインに鈍感になるようにしてあげてください。
ひとりでいる間に物を壊すのは、反抗ではなく不安と退屈の表現です。叱るともっと悪くなります。外出前のエネルギーの消耗を増やして、程度がひどければ、分離不安のトレーニングを最初から踏んでみてください。
途中の訪問を前もって頼んで、水の器を何か所にも置いて、トイレの空間を普段より広げておいてください。1日くらいは大丈夫ですが、繰り返されると、あの子の生活が崩れます。
ドアの前のあの目に、あまり長くつかまらないでください。ほとんどの子たちは、飼い主さんが出て10分以内に、自分の日課を始めます。よく準備された家ならです。今日出る前、上の5つだけざっと見てください。5分が、あの子の一日を変えます。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。