ホームカメラを買った最初の週、私は会社で仕事ができませんでした。10分ごとに、うちのグルム(「雲」という意味の名前です)をのぞいていましたから。そうして分かったことがあります。私のいない昼のグルムはほとんど眠っていて、問題は出た直後の30分に全部起きるということです。ホームカメラは、それを見るためにある物なんですよね。
ホームカメラで本当に必要なのはリビング全体が収まる画角、はっきりした夜間の撮影、過去の映像を見返せる保存の機能の3つです。双方向の音声とおやつの投出は、子によってはむしろ混乱をあげ得る選択の機能です。派手な機能より、外出直後の30分を鮮明に確認できるかを基準に選んでください。
仕様表の機能が全部必要なのではありません。ひとりでいる子を確認するという目的に合わせて絞ると、こう整理されます。
| 機能 | 重要度 | 確認のポイント |
|---|---|---|
| 画角 | 必須 | あの子の生活の範囲がひとつの画面に、回転型ならさらに良い |
| 夜間の撮影 | 必須 | 明かりの消えた夜、帰宅の前までくっきり |
| 映像の保存 | 必須 | リアルタイムのほかに、過去の映像を見返せるか |
| 動きの検知 | 有用 | 動いた区間だけ集めて見ると、確認が速い |
| 双方向の音声 | 選択 | 飼い主の声にもっと不安になる子もいる |
| おやつの投出 | 選択 | 機械を警戒したり壊そうとする子は注意 |
※カメラの角度が、手でぽんと触れて変わる高さなら意味がありません。あの子の手の届かない高さに固定することまでが、設置です。
重要なのは、外出直後の30分です。この時間の姿が、あの子の本当の状態です。ドアの前でちょっとクンクン鳴いてクッションへ行って寝転ぶなら、正常の範囲です。逆に、30分を超えて吠えたり遠吠えが続いて、ドアと壁をかいて、物を壊して、よだれを垂らしながらうろうろを繰り返すなら、分離不安を疑うべきです。1日だけ見て判断せず、数日分を確認してみてください。曜日と外出の時間によって、違って現れるケースも多いですから。
子によって分かれます。声を聞かせると安定する子もいますが、音はするのに飼い主さんがいないので、もっと興奮して探し回る子も多いです。これは飼いながら学んだのですが、グルムは私の声が出るなり玄関へ駆けて行って、10分うろうろしました。それから私は、見る用途だけで使います。おやつの投出も同じです。好きな子には退屈しのぎになりますが、機械の音を警戒したり、おやつを出そうと機械を倒す子もいるので、性向を見て決めてください。確信がなければ、基本の機能だけあるモデルで始めるのが良いです。
ホームカメラには、自分のおならの音に驚いてがばっと起きる場面のような名場面が残ります。その動画をクンクンに上げると投稿に日付が残って、ご近所のわんちゃんの飼い主さんたちが「うちの子もやります」とコメントを付けます。ひとりでいる時間の名場面は、ご近所の友だちと分かち合うと、笑いが2倍になります。
ご近所のわんちゃんに自慢する →あの子が主にとどまるクッションと、玄関が一緒に見える場所が最善です。逆光の差す窓の方向は画面が白く飛ぶので避けて、コードはかじれないようモールで整理してください。水の器の区域が画面に入ると、水を飲む量まで確認できて良いです。
リアルタイムで一日中見守るのは、飼い主さんだけ疲れます。出勤の直後の30分、昼、帰宅の前、この2、3回で十分です。動きの検知の区間だけ集めて見る機能があれば、確認の時間がぐっと減ります。
見守っていると、やることが見えます。出た直後に長くうろうろするなら、外出前の散歩でエネルギーを抜いてあげて、特定の騒音に毎回吠えるなら、その時間帯に穏やかな音を流しておく、という具合にです。ホームカメラは監視カメラではなく、観察の日記帳に近いです。
画面の中でよく眠っているあの子を確認するだけで、心が落ち着きます。ホームカメラのいちばん大きな効用は、実はあの子ではなく、飼い主さんの安心なのかもしれません。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。