冬の散歩の準備というと、まず服を思い浮かべますよね。でも実は、服より大事なのが肉球なんです。雪の後の道にまかれる融雪剤が、思ったより強烈なので。冬にそろえるもの7つを、順番に整理しました。
冬の散歩の必須チェックは7つです。服(小型犬と短毛種)、肉球の保護(融雪剤への備え)、短めの散歩時間、日中の時間帯の選択、散歩後の足洗い、保湿、凍結路面への注意。特に塩化カルシウムがまかれた道を歩いた日は、必ず足を洗ってあげてください。
| 順番 | 項目 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 服を着せる | 小型犬、短毛種、シニア犬はほぼ必須 |
| 2 | 肉球の保護 | 融雪剤の区間は避けるか、靴・バーム |
| 3 | 時間の短縮 | 普段の半分から始めて調子を見る |
| 4 | 日中の時間帯 | 午前11時~午後3時の日ざしの時間 |
| 5 | 散歩後の足洗い | 融雪剤の成分を除去、指の間まで |
| 6 | 保湿 | 肉球バームでひび割れ予防 |
| 7 | 凍結路面に注意 | 滑ると膝蓋骨に致命的 |
犬種によります。ダブルコートの北方犬種(サモエド、柴犬など)は、服がかえって窮屈なことがあります。逆にマルチーズ、プードル、ビションのような小型犬と短毛種、そしてシニア犬は、着せるほうが安全です。うちのグルム(「雲」という意味の名前です)も冬はダウンを着て出かけるのですが、着るのを嫌がっていた子が、寒い日にはクローゼットの前で待っているんですよね。自分でも分かっているんです。
雪の翌日、道に白くまかれた塩化カルシウム。これが肉球に触れると刺激になり、ひび割れた肉球にはしみて痛いほどです。もっと怖いのは、家に帰って足をなめることで、その成分を食べてしまうことです。
対応は3つです。融雪剤の区間は抱いて渡るか避けて歩く、散歩後にぬるま湯で指の間まで洗う、そしてひび割れが見えたら肉球バームで保湿してあげる。これだけでも、冬の足のトラブルはほとんど予防できます。
寒いからと何週間も出かけないと、活動量の不足が問題行動につながりやすいです。短くても毎日出かけるほうが良く、どうしても無理な厳しい寒さの日は、室内のノーズワークで代えてください。冬のひと季節をうまく越えればいいんです。完璧にやろうと頑張りすぎなくても大丈夫です。
冬は散歩が間遠になりやすいので、記録がいっそう力を発揮します。クンクンのお散歩記録の足あとスタンプがまばらになってきたら、それがサインです。服を着て出かけた写真を同じ日に上げておけば、その冬がまるごと残ります。
足あとスタンプをために行く →人も冬の運動の前には体をほぐすように、犬も冷たい空気の中へいきなり出るより、家で少し体を温めてから出るのが良いです。玄関でおやつをいくつか転がして取らせたり、廊下を一周歩いてから出る程度で十分。特に関節の弱い小型犬とシニア犬は、この1~2分がけがの予防に意味があります。
帰ってきたら、逆にクールダウンではなく「温め仕上げ」です。体がぬれていたらすぐ乾かして、温かい水を少し飲ませてあげてください。散歩の後にぶるぶる震えているなら、次からは時間をもっと減らしなさいというサインです。
冬は太る季節です。散歩は減るのに、おやつはそのままですから。問題は、冬についた脂肪が関節の負担につながり、春に散歩量を戻すときのけがのリスクになることです。散歩が減った月は、フードとおやつを1割ほど減らすのもひとつの方法です。肋骨を手で触れたときにうっすら感じられる程度が、適正体型の目安です。
冬をうまく越す基準はシンプルです。春が来たとき、冬の前と同じ体で最初の散歩に出られたら成功です。
冬の散歩は持ち物が多くて面倒ですが、雪の積もった日に初めて雪を踏んでみるあの子の反応のような、冬だけの場面もあります。準備さえそろえば、冬も十分に良い散歩の季節です。7つそろえて、暖かくして行ってきてください。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。