散歩に出ないと用を足さない子。家がきれいで良いという方も、「奴隷契約だ」とため息をつく方もいます。外での排泄そのものは自然な習性なので、問題ではありません。本当の質問はこれです。台風が2日吹き荒れる日、飼い主が具合の悪い日、うちの子はどうなるのか。
外派の排泄そのものは習性の問題であって、健康の異常ではありません。ただしリスクの管理が必要です。排泄を1日以上我慢する状況が繰り返されると、ぼうこう炎や便秘のリスクがあり、悪天候、飼い主さんのけが、あの子のシニア期と手術の回復期のように、外出できない日が必ず来るというのが核心です。だから外派の子にも、非常用の室内排泄(トイレシートやベランダのトイレ)を保険のように教えておくことをおすすめします。習性は尊重しつつ、プランBは作っておくわけです。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 長所 | 室内の衛生、においなし/散歩のルーティンが自動で確保/マーキングなど習性の充足/排泄の状態を毎日目で確認 |
| 短所 | 悪天候、飼い主さんの事情に弱い/我慢の習慣の健康負担/明け方、深夜の排泄要求/シニア期、回復期の対応が難しい |
| 管理ポイント | 1日の排泄機会を3回以上確保/我慢の時間のモニタリング/非常用の室内排泄トレーニング |
健康な成犬はかなりの時間、排泄を我慢できますが、「我慢できる」と「我慢していい」は別です。おしっこを長く、頻繁に我慢するパターンはぼうこう炎と尿路の疾患の土壌になり、うんちを我慢する習慣は便秘につながることがあります。外派のおうちの最低基準は、1日の排泄機会3回内外です。朝、夜の散歩に、短い排泄散歩を1回足す構成がよくありますね。共働きなどで昼の空白が長いなら、この構造そのものがあの子に負担かもしれないので、家族の予定とあの子の排泄のリズムを冷静に突き合わせてみてください。おしっこの色が濃くなったり、トイレの合図(玄関の前のうろうろ)が頻繁になるのは、機会が足りないという意味です。
すでに外派で固まった子に室内の排泄を教え直すのは簡単ではありませんが、不可能でもありません。コツは、屋外の条件を室内へ輸入することです。ベランダやお風呂場にトイレトレーを置いて、その上に土、芝のマットや人工芝のような外の感触の素材を敷いて、違和感を減らします。散歩であの子がおしっこをした場所のにおいを付けたシートの切れ端を置いておくのも、強力なヒントになります。そして雨の日のようにどうせ出られない日をトレーニングの機会にして、排泄の合図が来たときその場所へ案内して、成功したらお祭り級のごほうびをあげてください。数回の成功で「ここでもできるんだ」が植わります。目標は室内派への転向ではなく、非常時に働く、予備のトイレひとつです。
外派のおうちは、散歩の間隔がそのまま排泄の間隔です。クンクンにお散歩を残すと何時に出たのかが日付別に積もって、あの子が1日に何時間まで我慢しているのかが見えます。間隔の開く日が多いなら、室内のトイレトレーを並行するサインです。
今週の散歩を確認する →プランBがまだないなら、雨天の対応は装備戦です。あの子にはレインコート(着る練習は晴れの日にあらかじめ)、飼い主さんには傘より両手の自由なポンチョが楽です。コースは、マンションの軒下、地下駐車場の入り口の脇の緑地のように、雨に濡れにくい最短の排泄コースを普段から見ておくと良いです。帰ってきたら、足とおなかの下を洗ってアンダーコートまで乾かすところまでがセットですし。うちのグルム(「雲」という意味の名前です)も土砂降りには玄関で踏ん張りストをするので、わが家の非常コースは棟の入り口で3分カットです。習性の尊重と飼い主の生存の妥協点は、短いコースにありました。
外派の飼い主さんが必ず知っておくべき未来があります。年を取るとぼうこうの調節力が落ちて、関節のせいで階段と外出がつらくなる時期が来ます。一生外派だったシニア犬が我慢して失敗して、その失敗に自分で萎縮する姿は、飼い主さんの心を崩します。だからプランBのトレーニングは、若く健康なうちにやっておく老後の備えでもあります。7歳くらいからは室内排泄のオプションをやわらかく開けておいて、失敗が始まったら叱る代わりに、シートへの近づきやすさを高める方向で環境を調整してあげてください。習性は一生ですが、体は変わります。その隙間を埋めるのが、飼い主さんの役目です。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。