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犬を車に乗せる、車酔いを減らす法
カーシートと空腹のコツまで

2026年2月20日

散歩友だちのハル(柴)は、車のドアが開くだけで後ずさりするそうです。病院へ行く道で2回吐いてからです。うちのグルム(「雲」という意味の名前です)も最初は、エンジンをかけるだけでよだれをぽたぽた垂らしていました。今は窓の外の見物をする余裕までできたのですが、その過程を整理してみました。

ひと目で分かる答え

車酔いを減らす基本は出発2~3時間前の空腹、クレートやカーシートでの固定、短い距離からの慣らしの3つです。子犬は平衡の感覚が育ち切っておらず車酔いがよくありますが、育ちながら良くなるケースが多いです。よだれ、あくび、クンクン鳴きが車酔いの始まりのサインなので、そのとき窓を少し開けて、休憩を取ってください。

車の後部座席のクレートの中から窓の外を眺める黒い柴犬
固定されたクレートの中が、揺れも不安も少ないです。

犬の車酔い、なぜやってどんなサインを見せる?

車酔いは、耳の内側の平衡の器官が揺れに適応できずに起きます。ここに、病院へ行くときだけ車に乗った記憶が重なると、不安まで加わって症状がひどくなります。吐く前に送るサインを知っておけば、休憩のタイミングをつかめます。

段階サイン対応
初期唇なめ、あくび、よだれ窓を少し開けて換気、話しかけて安心
中期クンクン鳴き、そわそわ、体の震え近くに停車して休憩
進行から嘔吐、嘔吐車を止めて落ち着かせてから短く移動

※嘔吐に備えて、シートとウェットティッシュ、予備の毛布を車に常備しておくと、心がずっと楽です。

出発前の準備、何をすれば車酔いが減る?

ごはんは出発の2~3時間前に終えて、おなかを空けておいてください。水は少しずつあげても大丈夫です。乗る前にトイレを済ませて、10分ほど軽く歩かせると緊張がほぐれます。車内の温度は出発前に前もって合わせておいて、芳香剤のようににおいの強い物は片付けておいてください。敏感な鼻には、それも車酔いの要因になります。車の中では、クレートや犬用のカーシートで体を固定するのが重要です。視界が揺れるのが車酔いの大きな原因なので、体が固定されると症状が目に見えて減ります。シートベルトなしに腕に抱いて乗るのは、急ブレーキ1回で大きな事故につながり得るので避けてください。

車を怖がる子、どう慣らす?

順序を細かく刻むのがすべてです。エンジンを切った車に乗っておやつだけ食べて降りる、エンジンをかけるだけで降りる、駐車場を1周、家の前を1区画、その次がご近所の公園です。段階ごとに数日ずつかかっても大丈夫です。核心は、車の行き先を変えてあげることです。これは飼いながら学んだのですが、グルムは、車で行った場所が病院ではなく芝生だと分かってから、態度が完全に変わりました。10回のうち8回は、良い場所へ行ってあげてください。

車で行った日の散歩は、特別に残ります

車の慣らしが終わって初めて行った川辺の散歩は、長く記憶に残ります。クンクンにその日のお散歩を残しておくと距離と時間が日付別に積もって、リストをめくってその日の足あとスタンプを見ると、その日が丸ごと浮かびます。ご近所の外への遠征の散歩は、残すほど物語になります。

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長距離の移動の実戦のコツ

休憩は2時間ごとに

長距離なら、2時間に1回は止まって水をあげて、脚をほぐさせてあげてください。サービスエリアでは、必ずリードを先に付けてからドアを開けてください。見知らぬ場所で飛び出す事故が、本当に多いです。

車内の温度と換気

床とクレートの中は、思ったより暑いです。エアコンの風がクレートにも届くか確認して、息苦しそうなら窓を指1本分だけ開けて、空気を流してあげてください。顔を窓の外へ出させておくのは、異物の事故のリスクがあるのでだめです。

酔い止めが必要なケース

慣らしのトレーニングでも毎回吐くなら、病院と相談して酔い止めの処方を受けられます。長距離の旅行の前に前もって相談して、人の酔い止めを勝手に飲ませるのはだめです。

車に乗るだけで震えていた子が、窓の外を見物するようになるまで、思ったより長くかかりません。良い行き先を積んであげること、それがほとんどすべてです。今週末、車で5分の距離の公園から始めてみてください。短い成功ひとつが、次の成功を呼びます。

よくある質問

子犬の車酔いは、育てば本当に良くなりますか?
良くなるケースが多いです。平衡の器官が発達し切っていない幼い時期に車酔いはよくあって、育ちながら良くなる子が多いです。ただ、その時期に車への恐怖が植え付けられると、成犬になっても車を拒否します。子犬のときほど、短くて良い経験を中心に乗せてあげてください。
車で抱いて乗ってはいけませんか?
危険です。急ブレーキのときあの子が飛んで行ったり、エアバッグでけがをすることがあって、運転者のひざに置くのは運転の妨害で全員に危険です。クレートをシートベルトで固定したり、専用のカーシートにリードをつなぐ方式が安全です。
車酔いなのか不安なのか、どう見分けますか?
よだれと嘔吐が中心なら車酔い、乗る前から震えて隠れて吠えるのが中心なら不安の側です。2つが重なったケースも多いです。不安の大きい子は、車酔いの対策より、車そのものへの良い経験を積むことから始めてこそ効果があります。
車に乗る前に、おやつでなだめてもいいですか?
乗る直前のおやつはおなかを満たして、車酔いをあおることがあります。慣らしのトレーニングの段階で、エンジンを切った車の中であげるおやつは大丈夫ですが、実際の走行の前は空腹を保つのが良いです。ごほうびは、着いて降りた後にあげてください。車から降りるなりもらうおやつと楽しい散歩が積もれば、車に乗ること自体が楽しみなことに変わります。
タクシーや電車も、同じ方式で準備すればいいですか?
基本は同じです。空腹、クレート、事前のトイレ。ただ公共の交通はクレートやキャリーバッグの乗車の規定があるので、前もって確認してください。見知らぬ騒音が多くて車より緊張するかもしれないので、クレートに慣れた毛布を敷いて、においで安心させてあげるのが役立ちます。

この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。