うちのグルム(「雲」という意味の名前です)のクッションは、最初「かわいいから」という理由で窓辺に置きました。ところがグルムは、いつもソファの裏の隅で眠っていました。場所をソファの横へ移してあげてから、やっとクッションで眠り始めたんです。犬たちには、寝る場所を選ぶ自分だけの基準がはっきりあるんですよね。
良い場所の条件は背中の後ろが壁でふさがれていて、寝転んで家族が見える場所です。後ろが安全で前が見えてこそ、安心して眠ります。逆に、玄関の前、廊下の真ん中、エアコンとヒーターの風が直接当たる場所は避けてください。あの子が、決めてあげた場所を置いてよそで眠るなら、その場所が答えです。
犬は、巣穴で眠っていた習性が残っていて、背中の後ろが空いた場所では深く眠れません。同時に群れの動物なので、家族が見えないと不安がりますし。この2つを合わせると、答えが出ます。リビングの端、壁やソファを背にして、家族の動線が見える場所です。
| 場所 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| リビングの壁側、ソファの横 | 良い | 背中がふさがれ、家族が見える |
| 寝室のベッドの横 | 良い | 夜に飼い主のそば、分離の練習には不利 |
| 玄関の前、廊下 | 避ける | 人が行き来して、警戒して休めない |
| 窓辺、ベランダの横 | 注意 | 夏の直射と冬の冷気、外の騒音 |
| エアコン、ヒーターの風の通り道 | 避ける | 直風は体温の調節に負担 |
| キッチンの近く | 避ける | 騒音とにおい、落ちる食べ物の危険 |
※玄関の「見える」場所と、玄関の「すぐ前」は違います。遠くから見えるのは安心の要素ですが、すぐ前は、チャイムと足音で起こされ続ける場所です。
基本の場所は保ちつつ、微調整はしてあげるのが良いです。夏は日の差す側を避けて、日陰で風の通る側へ1、2歩、冬はすきま風の入る窓辺から内側へ1、2歩。床暖房の熱い家なら、冬もクッションの下が熱くなりすぎていないか、手で触ってみてください。あの子がクッションを置いて床に寝転ぶなら「暑い」というサインで、クッションで体をぎゅっと丸めて眠るなら「寒い」というサインです。
あの子がしきりに行って眠る、その場所を観察してください。答えはそこにあります。隅に潜り込むならもっとこぢんまりを望んでいるので屋根のあるハウスが合うかもしれず、冷たい床だけ探すなら、クッションが暑いのです。ただ待ってあげてください。無理にクッションへ連れて行くより、クッションをあの子の選んだ場所の近くへ移してあげる側が、百倍速いです。
場所をうまく決めてあげると、世界一楽な姿勢で眠るのですが、その姿が毎回新しいです。変な姿勢で眠る写真をクンクンに上げておけば投稿に日付が残って、めくってみると、季節ごとに眠る場所が変わることまで見えます。
今日の様子を写真に残す →クッションは頭数分、場所は少し離してあげてください。仲が良くても、それぞれの場所があってこそ争いが減ります。お互いのクッションを奪うなら、同じ製品でそろえてあげるのも方法です。
飼い主さんのにおいの染みた服をクッションに敷いてあげると、安定に役立ちます。クッションの場所も、外出する玄関よりは家の内側、普段家族と時間を過ごしていた空間が良いです。
新しい家でも、前の家と似た構図で場所を決めてあげてください。クッションとカバーは洗わず、においの染みたまま持って行くのが、慣れるのにずっと良いです。
結局、寝る場所はあの子と協議するものです。私たちが候補地を出して、最終の決定はあの子がやります。数日見守れば、どこが選ばれたのか見えるはずです。選ばれた場所が人の動線と重なるなら、半歩ずつ移しながら折り合いの点を探せば大丈夫です。焦らなくていいのです。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。