白い毛の犬の飼い主さんにとって、涙やけは永遠の宿題です。ビションを飼っているわが家も例外ではなく、うちのグルム(「雲」という意味の名前です)の目のふちの茶色い跡と、数年同居中です。その過程で学んだ結論から言うと、ふく技術より原因探しが先です。
涙やけは涙が正常より多く出るか(刺激、アレルギー、まつ毛の問題)、排出路が狭くてあふれて(鼻涙管の問題、犬種の特性)毛に着色する現象です。ケアは1日1~2回、専用のクリーナーやぬるま湯でやさしくふいて、乾いた状態を保つのが基本で、急にひどくなったり、目やに、充血、かゆみが伴うなら目の疾患かもしれないので、受診が先です。
| 分類 | 原因 | 手がかり |
|---|---|---|
| 涙の過多 | アレルギー、ほこりの刺激、まつ毛の刺さり | かゆみ、充血、こするのが同伴 |
| 排出の問題 | 鼻涙管が狭いか詰まる | 目はきれいなのに、いつもぬれている |
| 構造の特性 | 短頭種、目の大きい犬種の骨格 | 幼いころから続く |
| その他 | 歯の問題、耳の炎症の影響 | 片方だけひどくなる、など |
着色の正体は、涙の中の成分(ポルフィリン)が毛の上で酸化してできる茶色いしみです。つまり跡そのものは汚れではなく結果物なので、消すだけでは、ずっとまたできます。涙がなぜあふれるのかを押さえてこそ、根本のケアになります。
基本は「こまめに、やさしく、乾いた状態に」です。1日1~2回、ペット用の目のふちのクリーナーやぬるま湯を含ませたガーゼで目頭から目尻へふいて、ふいた後は乾いたガーゼで水気を押さえて乾かしてあげてください。ぬれた状態が維持されると、着色と皮膚炎がひどくなります。目のふちの毛は、目を刺さないようにトリミングのたびに整理して。ネットの民間療法(人のコンタクト洗浄液、オキシドールなど)は目に危険なことがあるので使わないでください。数週間こつこつやってもそのままなら、ルーティンの問題ではなく、原因の問題の可能性が大きいです。
半分の真実です。食物アレルギーが涙の過多の原因の子なら、フード(タンパク質源)の交換で良くなることがあります。実際そういうレビューが多い理由です。でも鼻涙管や構造が原因の子には、フードを百回替えても効きません。フードの実験をしてみたいなら、やみくもに流浪せず、目の検診で他の原因を先に除外した後、単一タンパク質のフードで8週間ほどテストする順序をおすすめします。うちのグルムは検診で構造の要因が大きいという判定を受けたので、フード流浪の代わりに、ふくルーティンに落ち着きました。原因が分かれば、無駄なお金と無駄な苦労が減ります。
涙やけが薄くなっているかは、鏡では見えません。顔の正面の写真をクンクンに上げておけば投稿に日付が残るので、1か月前の写真と並べて比較できます。フードやケアの方法を替えた後に変わったかも、その比較で判断します。
今日の様子を写真に残す →次のケースは、美容の問題ではなく診療の問題です。ある日から急にひどくなった涙、黄色や緑がかった目やにの同伴、充血や目こすり、目をうまく開けられない姿、片方の目だけやけにひどいケース。角膜の損傷、結膜炎、まつ毛の異常、鼻涙管の詰まりなど、治療が必要な原因が隠れているかもしれません。特に鼻涙管が詰まったケースは、病院で管を通す処置で劇的に良くなることもあります。数年ふくだけを繰り返し中なら、眼科の検診一度がその歳月を終わらせてくれるかもしれません。
すでに茶色く着色した毛は、ふいても白くなりません。毛が伸びて入れ替わるのを待つか、トリミングのとき着色部を整理するのが現実的な方法です。漂白成分の製品で消そうとする試みは目のふちの皮膚に危険なので、やらないでください。そして心のケアもひと言。涙やけは、健康の管理ができている状態なら深刻な問題ではなく、あの子の顔の一部です。写真うつりの良い日だけうちの子なわけではないので、跡との同居にあまりストレスを受けなくても大丈夫です。
この記事は一般的な情報提供のための参考資料であり、専門的な診断と治療に代わるものではありません。愛犬の症状と治療は、必ず獣医師にご相談ください。