毛をかき分けてみたら、赤い斑点、フケ、かさぶた。検索すると似たような写真ばかり出てきて、よけい紛らわしいのが皮膚病です。実際、皮膚病は種類が多彩で、見た目が似ていても原因と治療が完全に違います。だからこの記事の結論を先に言うと、「見分けは参考、診断は検査」です。
よくある皮膚病はカビ性(リング状の脱毛、人にうつることも)、細菌性の膿皮症(ニキビのような発疹、うみのかさぶた)、アトピー(季節性のかゆみ、目の周りと足)、脂漏性(フケ、脂っぽいにおい)に分かれます。見た目だけでの確定は難しく、皮膚の検査(顕微鏡、培養)で原因を確認してこそ、合う治療が始まります。自己判断で軟こうを塗ると、診断が遅れるだけです。
| 種類 | 特徴 | 手がかり |
|---|---|---|
| カビ性(皮膚糸状菌) | 円形の脱毛、フケの縁取り | 人、同居動物にうつることも |
| 細菌性の膿皮症 | 赤い発疹、うみの水ぶくれ、かさぶた | おなか、股の付け根によくある |
| アトピー(アレルギー性) | 続くかゆみ、赤い皮膚 | 目、口の周り、足、脇 |
| 脂漏性 | フケ、脂っぽさ、特有のにおい | 慢性化の傾向 |
| 寄生虫性(疥癬、ニキビダニ) | 激しいかゆみ、脱毛 | 検査での確認が必須 |
皮膚科の診療の核心は検査です。毛を抜いたり皮膚を軽くこすって顕微鏡でカビ、細菌、寄生虫を確認して、必要なら培養検査で原因を特定します。ここで原因が出てこそ、抗真菌薬、抗生剤、アレルギー管理のうち合う道が決まります。飼い主さんがやることは3つです。症状の部位の写真(進行の過程)、始まった時点とかゆみの度合い、最近の変化(フード、シャンプー、散歩の環境)。そして受診前に自己判断で軟こうや薬用シャンプーを使わないこと。表面を収めた状態で行くと、検査の正確度が落ちることがあります。
ある晩、娘がうちのグルム(「雲」という意味の名前です)のおなかをなでていて、赤い斑点をいくつか見つけました。検索の結果は、湿疹から怖い病名まであらゆるものを見せてくれましたね。翌日の病院の検査結果は、軽い細菌性の発疹。薬用シャンプーと軟こう数日で終わりました。あの日学んだことは2つです。皮膚は検索で診断するものではないということ、そしてあの子の体をよく触ってあげる人が早期発見をするということ。なでることが、最高の皮膚検診です。
皮膚の病変は、1日のうちにも形が変わります。同じ部位を同じ角度で撮ってクンクンに上げておけば投稿に日付が残るので、広がる速さと、薬を始めた後の変化をそのまま見せられます。皮膚の診療では、この比較が検査と同じくらい重要です。
今日の様子を写真に残す →皮膚病の治療が失敗するいちばんよくある理由は、薬ではなく中断です。数日で表面が良く見えて薬をやめると、残っていた原因菌が再発で戻ってきます。特にカビ性は、表面が治った後も処方の期間を満たすことが重要で、薬用シャンプーは指示された濃度と接触時間(数分の泡の維持)を守ってこそ効果が出ます。再診の日に、全部治ったようでも行って「終了」の判定をもらうところまでが治療です。皮膚は急ぐ病気ではありませんが、誠実さを求める病気です。
治療の後は、環境が再発を左右します。お風呂は多すぎず少なすぎず(普通2~4週間隔、皮膚のタイプで調整)、お風呂の後はアンダーコートまでしっかり乾燥。湿気の多い季節はおなかと脇がじめじめしないように気を配って、寝具は定期的に洗ってください。アレルギー性と確認された子は、原因の管理(食事、環境)が一生の課題になります。そしてカビ性の診断を受けたなら、人と同居動物にうつることがあるので、病院が案内する消毒と接触管理のルールを家族全員で守ることも忘れないでください。
この記事は一般的な情報提供のための参考資料であり、専門的な診断と治療に代わるものではありません。愛犬の症状と治療は、必ず獣医師にご相談ください。