散歩の後に足をふいていて見つけた、かさかさの肉球、割れたすき間。クッションみたいだったぷにぷにが、いつの間にこうなったんだろうと思いますよね。肉球のトラブルは原因が3つ(乾燥、やけど、炎症)に分かれて、対処がそれぞれ違います。見分け方から押さえましょう。
肉球のひび割れの3大原因は乾燥(冬場、老化)、熱の損傷(夏のアスファルト)、指間炎(指の間の炎症)です。単純な乾燥ならペット用の肉球保湿剤(バーム)で管理して、水ぶくれや皮むけ、出血、びっこ、指の間の赤みと執ような足なめが見えたら、やけどや炎症なので受診が先です。人のハンドクリームは、なめて食べる問題のため使いません。
| 原因 | 手がかり | 対処 |
|---|---|---|
| 乾燥 | かさかさ、細かいひび、冬に悪化 | 肉球保湿剤、室内の湿度管理 |
| 熱の損傷(やけど) | 夏の散歩後の痛み、水ぶくれ、皮むけ | 即病院、冷たい水で冷やしてから移動 |
| 指間炎(湿疹) | 指の間の赤み、執ようななめ、におい | 受診(原因の治療)、なめの遮断 |
| 外傷 | 出血、異物が刺さる、急なびっこ | 止血して病院、深ければ異物を抜かない |
冬の散歩は、肉球にとって三重苦です。冷たく乾いた空気、荒れた地面、そして融雪剤。ケアの順序は、散歩の後にぬるま湯で足をすすいで融雪剤を洗い、指の間まで水気をよく乾かしてから、ペット用の肉球バームを薄く塗ってあげることです。塗ってすぐなめてしまう子が多いので、塗った直後におやつやノーズワークで数分注意をそらすのがコツです。うちのグルム(「雲」という意味の名前です)は真冬になると肉球がやけにかさつくので、夜の散歩の後のバーム塗りが冬のルーティンになりました。室内の湿度を40~60%に保つのも、地味に効果が大きいです。
ひび割れと一緒によくくくられる悩みが「足なめ」ですが、執ように一か所をなめるなら、乾燥より指間炎やアレルギーの側を疑うべきです。なめること自体がだ液で湿った環境を作って炎症を育てる悪循環になり、だ液の着色で足が茶色くなります。この場合、保湿剤は答えではなく、原因(アレルギー、細菌、カビ)の治療が必要です。指の間を広げて赤みとにおいを確認してみて、当てはまるなら受診に直行してください。エリザベスカラーや靴は、治療の補助として病院と相談して使えば大丈夫です。
肉球のひび割れが良くなっているかは、数日単位で比べてこそ見えます。肉球を同じ角度で撮ってクンクンに上げておけば投稿に日付が残るので、保湿を始めた日と1週間後を並べて見られます。受診が必要か判断する根拠にもなります。
今日の様子を写真に残す →夏の肉球のやけどは、治療より予防が圧倒的に楽です。真昼のアスファルトは卵が焼ける温度まで上がるので、手の甲を5秒当ててみて熱ければ散歩不可、が基本ルールです。早朝か日が沈んだ後に時間を移して、日陰と土の道を中心に歩くだけで、ほとんど予防できます。すでに散歩の後に足を痛がったり、肉球が赤くて水ぶくれが見えるなら、冷たい水で熱を冷ましながらすぐ病院へ行ってください。皮のむけた肉球に自己判断で軟こうを塗るのは、なめて食べる問題まで重なるのでおすすめしません。
肉球の間から伸びる毛が長いと、フローリングで滑って関節に負担をかけ、冬は雪の玉と融雪剤が絡み付く場所になります。トリミングのとき、足裏の毛の整理を一緒にお願いしてください。爪もセットです。爪が長いと指が開いたまま歩くことになって、肉球の負担が大きくなります。床に当たってカチカチ鳴ったら、切るときが来たということです。保湿、毛、爪。この3つが、足のケアの基本3点セットです。
この記事は一般的な情報提供のための参考資料であり、専門的な診断と治療に代わるものではありません。愛犬の症状と治療は、必ず獣医師にご相談ください。