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シニア犬の認知症、
初期サイン7つを知っておいてください

2026年5月27日

ご近所の14歳のシニア犬の飼い主さんに聞いた話があります。明け方ごとにあの子がリビングをうろうろして、ある日は壁の角を見てじっと立っていたと。年のせいかなと思っていたら、病院で認知機能不全の話を聞いたそうです。犬にも認知症は来ます。そして人と同じように、早く知るほどできることが多いです。

ひと目で分かる答え

代表的なサイン7つは①夜に起きて歩き回り昼に眠る(睡眠リズムの逆転) ②慣れた家での方向感覚の喪失、壁や隅を見て立ち尽くす ③家族が分からない、ふれあいの減少 ④できていた排泄の失敗の増加 ⑤理由のない夜鳴き、不安 ⑥学習していたことを忘れる(名前、合図) ⑦繰り返しの行動(同じ経路をぐるぐる回る)です。2つ以上が繰り返されたら、認知機能不全の相談を受けてみてください。老化の一部ではなく、管理できる状態です。

夜にリビングをうろうろする年老いた犬

サイン7つ、老化との見分けポイント

サイン単なる老化認知機能不全の疑い
睡眠全体の睡眠量の増加昼夜の逆転、夜の徘徊
空間の感覚動きが遅くなる家で道に迷う、隅で行き詰まる
ふれあい穏やかになる家族への反応の急減、ぼんやりしている
排泄ときどき失敗できていた子の繰り返す失敗
発声大きな変化なし夜に理由なく吠えて鳴く

重要な前提をひとつ。上の症状は、認知機能不全ではない他の疾患(視力、聴力の低下、痛み、ぼうこうの問題、脳の疾患)でも現れます。だから自己診断で「認知症だ」と結論を出すのではなく、病院で他の原因を除外する過程がどうしても必要です。排泄の失敗の原因が実はぼうこう炎だったなら、話が完全に変わりますから。

進行を遅らせる管理、思ったよりやることが多いです

完治の概念はありませんが、進行を遅らせて生活の質を守る道具はあります。病院では、認知機能をサポートする成分(抗酸化、オメガ3など)が強化された療法食やサプリ、必要に応じて薬を検討します。家では、脳への刺激が薬です。短くても規則正しい散歩(新しいにおいが最高の脳の運動)、ノーズワークと簡単なトレーニングの復習、そして予測できる日課の維持。家具の配置を変えないことも、方向感覚のぼやけた子には大きな配慮です。夜の徘徊のある子は、夜間の照明をほんのりつけておくと、不安が減るケースが多いです。

飼い主さんの心も、管理の対象です

認知症の介護のつらさは、体より心に来ます。呼んでいるのにぼんやりしているとき、自分が分からないみたいなときの寂しさは、経験した人にしか分かりませんよね。覚えておいてください。あの子は飼い主さんを愛さなくなったのではなく、病気が認知の回路を覆っているだけです。においとぬくもりの記憶は長く残るので、そばにいるだけであの子は安定を感じます。そして夜の介護が長引くと飼い主さんの睡眠と体力も崩れやすいので、家族と交代して、必要なら病院と夜間の管理方法を相談してください。長く一緒にいるには、飼い主さんが先に持ちこたえる必要があります。

変化の速さは、写真と動画だけが見せてくれます

認知症のサインは少しずつ増えるので、いつからだったのか記憶に残りません。夜にうろうろする姿や壁を見て立った瞬間を短い動画でクンクンに上げておけば投稿に日付が残るので、頻度が増える速さを診療のときそのまま見せられます。

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病院の相談、こう準備してください

認知機能不全の相談は、飼い主さんの観察が診断の大部分を占めます。いつからどんな行動がどれくらいの頻度であるのかの記録、できれば徘徊やぼんやりした瞬間の動画を準備してください。今飲んでいる薬と、最近の健康診断の結果も一緒に。病院では、他の疾患の除外のための検査(血液、必要に応じて画像)と一緒に認知の状態を評価して、管理計画を立ててくれます。最初の相談で聞くこと3つ。他の原因は除外されたか、今始める管理は何か、どんな変化が見えたらまた来るべきか。

あらかじめ知っておくことの価値

この記事を読んでいる方の子がまだ若いなら、今日の内容は引き出しにしまっておく知識です。でも、その引き出しが重要です。シニア期に異常な行動が始まったとき、「ただ年のせい」と数か月を過ごす家と、サインに気づいてすぐ相談を受ける家では、経過が違いますから。7歳を過ぎたら、年1回の検診のとき認知の状態の話を一度ずつ出してみてください。基準線があってこそ、変化も見えます。年を取ることは止められませんが、年の取り方の質は、準備で変わります。うちのグルム(「雲」という意味の名前です)はまだ先の話ですが、このサインのリストを読んでから、夜にリビングをひと回りするくせが、ただ水を飲みに行くだけなのか、もう一度見るようになりました。

よくある質問

何歳から認知症になり得ますか?
普通は10歳以降のシニア犬で見つかるケースが多いですが、始まる時点は個体差が大きいです。年齢より重要なのは、変化の検知です。以前と変わった行動が繰り返されるなら、何歳でも相談してみる価値があります。
認知症の検査はどうやるのですか?
人のように単一の確定検査があるわけではなく、飼い主さんへの問診(行動チェックリスト)と、他の疾患を除外する検査を総合して判断します。だから飼い主さんの観察の記録が、事実上の核心の検査資料です。症状の頻度を整理して行けば、相談の質が変わります。
夜に鳴きながら歩き回るとき、どうしてあげればいいですか?
明かりをほんのりつけて、落ち着いた声で安心させてから、寝床へ案内してあげてください。叱るのは不安を育てるだけです。夜間の徘徊が多ければ、昼の活動(散歩、ノーズワーク)を少し増やして夜の睡眠を誘導し、繰り返しがひどければ、病院と睡眠管理の方法を相談してください。安全のために、階段の入り口などには安全ゲートを置くのも良いです。
トイレの失敗をし始めました。叱ってはだめですよね?
はい、絶対に叱らないでください。認知機能不全でも他の疾患でも、あの子が抑えられない問題で、叱られると不安で症状が悪くなることがあります。原因の確認(ぼうこう、腎臓の問題の除外)が先で、生活ではトイレシートの場所を増やして、散歩での排泄の機会をこまめにあげる形で、環境をあの子に合わせるのが方向です。
認知症の進行を遅らせるために、家で何ができますか?
規則正しい1日が、いちばん大きな薬です。散歩、食事、就寝の時間を毎日同じに保って、短い散歩とノーズワークで脳を使い続けさせてあげてください。夜は照明を完全に消さず、ほんのりつけておくと不安が減ります。家具の配置を変えず、病院で処方する認知機能サポートのフードやサプリも、早く始めるほど効果があります。

この記事は一般的な情報提供のための参考資料であり、専門的な診断と治療に代わるものではありません。愛犬の症状と治療は、必ず獣医師にご相談ください。