犬は、痛いのを隠すことにかけては名人です。野生の本能が残っていて、目に見えるほどなら、すでにかなり進んでいるケースが多いんです。だから飼い主さんがサインを知ることが、早期発見のすべてです。毎日見ている人だけが気づける7つのサインを整理しました。
覚えておく7つは①食欲の低下 ②元気の減少(隠れる、うずくまる) ③呼吸の変化(安静時1分30回以上) ④歯ぐきの色の変化(蒼白、紫) ⑤飲水量の急増 ⑥排泄の変化(下痢、血便、排尿困難) ⑦触ると嫌がる部位の発生です。このうち2つ以上が重なるか、ひとつでも24時間以上続いたら、病院に行くのが基準です。
| サイン | チェック方法 | 注意レベル |
|---|---|---|
| 1. 食欲の低下 | 普段と比べて残す量 | 24時間の全量拒否なら病院 |
| 2. 元気の減少 | 好きなものへの反応 | 隠れる、うずくまるが伴えば引き上げ |
| 3. 呼吸の変化 | 寝ているとき胸の上下を数える | 安静時1分30回以上 |
| 4. 歯ぐきの色 | ピンクが正常 | 蒼白、紫、黄色は即 |
| 5. 飲水量の急増 | 水の器が空く速さ | 多尿を伴えば検査 |
| 6. 排泄の変化 | 色、硬さ、排尿の姿勢 | 血便、排尿できないのは即 |
| 7. 痛む部位 | 触ったときの回避、うなり | びっこ、うずくまりの同伴を確認 |
7つのサインの共通の基準は、全部「普段との比較」です。普段ごはんをどれだけ食べるのか、水をどれだけ飲むのか、寝ているとき呼吸が何回なのか知らなければ、変化も分かりません。健康なときに、うちの子の基準線を一度ずつ測っておくこと、それが最高の早期診断の道具です。私もうちのグルム(「雲」という意味の名前です)がやけに静かだったある日、記録をめくっていて、2日前から少しずつごはんを残していたことを見つけて病院に行ったことがあります。一日一日では分からなくても、並べれば見えます。
上の7つが「観察して判断」の領域なら、次は迷いなくすぐ病院です。意識がもうろうとしているか倒れる、呼吸困難(舌が紫色)、止まらない嘔吐やけいれん、おなかがぱんぱんに膨らんで落ち着かない、おしっこが一日中出ない、歯ぐきが真っ白に蒼白。こうしたサインは時間との戦いなので、夜なら夜間救急動物病院へ行く必要があります。うちの近くでいちばん近い夜間病院の場所をあらかじめ調べておくのも、緊急への備えの一部です。
具合の悪いときの姿は、健康なときの姿があってこそ読めます。普段の寝る姿勢、ごはんを食べる速さ、歩く姿をクンクンにこつこつ上げておけば投稿ごとに日付が残るので、変わったのがいつからなのか、診療のとき正確に伝えられます。
今日の様子を写真に残す →症状を見つけて病院に行くとき、3つをそろえてください。1つ目、タイムライン。いつから、どんな順序で症状が出たのか。2つ目、動画と写真。びっこ、咳、吐いたものは診察室で再現されないケースが多く、撮って行った動画が診断を左右します。3つ目、最近の変化のリスト。フードやおやつの変更、新しいおもちゃ、散歩コースの変化のようなものです。この3つがあれば問診の時間が減って、検査の方向が速く決まります。
サインのリストを知ると、すべてが変に見える時期が来ます。あくびもくしゃみも全部病気に見えて。逆に、何度か取り越し苦労だったと思うと、鈍くなったりもしますよね。バランスの取り方はこうです。サインがひとつで、調子が全般的に良ければ1日観察、サインが重なるか1日を超えたら病院。そして微妙なときは、病院に電話して聞くこと。電話での問い合わせはただで、後悔は高くつきます。心配の多い飼い主さんが、結局あの子を守ります。
この記事は一般的な情報提供のための参考資料であり、専門的な診断と治療に代わるものではありません。愛犬の症状と治療は、必ず獣医師にご相談ください。