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犬の心臓病の初期症状、
呼吸数の数え方まで

2026年6月3日

心臓病はシニアの小型犬でとてもよくある疾患ですが、初期はほとんど気づけません。ところが、飼い主さんが家でつかまえられる強力な早期のサインがひとつあります。眠っているときの呼吸数です。数え方は15秒で覚えられて、その15秒が心臓病管理のゴールデンタイムを稼いでくれます。

ひと目で分かる答え

初期のサインは夜と明け方の乾いた咳、散歩で疲れやすい、安静時の呼吸数の増加です。核心指標の睡眠中の呼吸数は1分30回未満が安定圏です。胸が上下するのを1回として15秒数えて4をかけて測定します。睡眠時の呼吸数が30を超える日が繰り返されたり40に近づいたら心臓の検診が必要で、小型犬はシニアの健診で心臓の聴診と、必要に応じて超音波をそろえるのが良いです。

眠った犬の呼吸を見守る飼い主

初期サインのチェックリスト

サイン内容メモ
睡眠中の呼吸数1分30回以上が繰り返されるいちばん信頼度の高いホーム指標
夜、明け方、興奮時の乾いた咳気管の問題との鑑別が必要
運動の能力散歩中に座り込む、すぐハアハアする夏の暑さと区別
聴診の所見健診で心雑音の指摘追跡検査の開始のサイン
進行のサイン舌の色の変化、失神、おなかの膨らみ即病院

呼吸数の数え方、今夜からやってみてください

方法は簡単です。あの子が深く眠ったとき(夢を見てぴくぴくするレム睡眠ではなく、穏やかな熟睡)、胸やおなかが上がって下がるのを1回として15秒数えて、4をかければ1分の呼吸数です。うちのグルム(「雲」という意味の名前です)が眠った横で、ときどき呼吸数を数えて書き留めているのですが、これが積み重なって、うちの子の「普段の値」ができました。心臓病の管理で、この基準線の価値は本当に大きいです。同じ32回でも、普段18回だった子と28回だった子では意味が違いますから。健康なうちに何回か測っておくこと、それが始まりです。

「心雑音」の話を聞いたなら

健診で心臓に雑音が聞こえると言われると、胸がひやりとしますよね。でも心雑音の発見は死刑宣告ではなく、追跡管理の始まりです。雑音があっても数年間、症状なく元気に過ごす子は多く、ポイントは進行の有無を定期的に確認することです。普通は心臓の超音波で状態を評価して、段階に応じて無症状の観察、薬を始める時点を決めます。薬の治療が始まる段階でも、今の心臓の薬は生活の質と時間を意味のある形で延ばしてくれるというのが臨床の経験則なので、早期発見の価値が特に大きい疾患です。

眠った姿の動画が、心臓の主治医の目になります

睡眠中の呼吸数は、眠ったあの子の胸が上下する動画15秒で数えられます。その動画をクンクンに上げておけば投稿に日付が残るので、診療のとき、いつどう息をしていたのかそのまま見せられます。言葉での説明よりずっと正確です。

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即病院の、心臓の緊急サイン

次のサインは、観察ではなく移動です。舌と歯ぐきが紫色や蒼白、口を開けて苦しそうに呼吸しながら首を伸ばす姿勢、睡眠時の呼吸数40回以上が続く、気絶するように倒れて起き上がる(失神)、おなかが膨らんできて食欲の低下を伴う。心不全の進行や肺水腫の可能性がある状態で、夜なら夜間救急動物病院へ行く必要があります。心臓の診断を受けた子の飼い主さんなら、このリストを家族全員と共有しておいてください。緊急の夜に、判断がぶれないように。

心臓の管理中の子の生活ルール

診断後の生活管理も重要です。薬は決まった時間に欠かさないこと(これがいちばん重要です)、塩分の管理(塩辛いおやつと人の食べ物の遮断)、適正体重の維持、そして運動は禁止ではなく調整。病院が許可した範囲での短く規則正しい散歩が、むしろ推奨されるケースが多いです。夏の暑さと激しい興奮の状況は避けて。そして定期の再診の日は、状態が良さそうに見えても守ってください。心臓の薬は状態に合わせて用量を調律していく薬なので、「良さそうに見える」が再診を飛ばす理由にはなりません。

よくある質問

咳が心臓のせいか気管のせいか、どう見分けますか?
家での完璧な区別は難しいです。傾向としては、気管の問題が興奮とリードの引っ張りで、心臓性が夜と明け方に多い側ですが、重なるケースが多いです。区別は聴診、レントゲン、超音波の領域なので、咳の動画と睡眠時の呼吸数の記録を持って検診を受けるのが正確です。
どんな犬種が心臓病に弱いですか?
マルチーズ、シーズー、チワワ、ポメラニアンのような小型犬種のシニア期の弁膜の疾患が特に多く、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは早い年齢から弱い代表的な犬種です。大型犬は心筋側の疾患の傾向があります。弱い犬種なら、7歳前から検診に心臓の評価を入れることをおすすめします。
心臓の超音波は、必ず大きな病院で受けるべきですか?
心臓の超音波は、機器とともに検査者の熟練度が重要な検査なので、心臓の診療の比重が高い病院や、循環器の診療が可能なところを探すのが良いです。通っている病院で心臓の専門診療が難しければ、紹介状をもらって連携病院につないでもらうのが一般的な道です。
心臓の薬は、一度始めたら一生飲むのですか?
弁膜の疾患など進行性の心臓病の薬は、症状と進行を調整する目的なので、ほとんどが長期の服用につながります。良さそうに見えるからと自己判断でやめると急激に悪化しかねないので、絶対に禁物です。用量の調整と中断の判断は、必ず再診と検査を根拠に獣医師がします。
呼吸数の記録は、どれくらいの頻度で測ればいいですか?
健康な子は月に2、3回の基準線の確認くらいで十分で、心雑音の追跡中や薬の治療中の子は、病院が決めてくれた周期(週単位がよくあります)で測れば大丈夫です。大切なのは、同じ条件(深く眠っているとき)で測る一貫性です。条件が同じであってこそ、数字の変化が意味を持ちます。

この記事は一般的な情報提供のための参考資料であり、専門的な診断と治療に代わるものではありません。愛犬の症状と治療は、必ず獣医師にご相談ください。