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犬に服、着せるのが良い?
保温が必要な犬種の基準

2026年5月8日

冬の散歩道で、ダウンを着たソーセージ(ダックスフント)と素のままのペック(珍島犬)が並んで歩くのを見ると面白いです。片方は服が生存の装備で、片方は邪魔な荷物ですから。犬の服は好みの問題のようですが、実は半分は機能の問題です。

ひと目で分かる答え

服が役立つのは短毛種と小型犬、シニア犬、トリミングの直後のように、自分で保温の難しいケースです。逆に珍島犬やポメのようなダブルコートの犬種は、毛がもう防寒着なので、服がむしろ暑くて窮屈かもしれません。犬種と季節、あの子の反応を見て着せつつ、室内では脱がせておくのが基本です。

赤いダウンのベストを着て冬の散歩道を歩く茶色のミニチュアダックスフント
ソーセージにとってダウンは、ファッションではなく装備です。

どんな犬に、服が必要?

基準は、自分で体温を守れるかです。毛の構造と体の条件によって分かれます。

区分当てはまる条件服の必要度
短毛種ダックスフント、ミニピン、チワワ、イタリアングレーハウンド冬の外出のとき高い
ダブルコートの犬種珍島犬、ポメ、柴、レトリバー低い、むしろ暑いかも
シニア犬、子犬体温の調節の能力の低下または未熟寒い日に助けになる
トリミングの直後毛を短く刈った状態季節を問わず一時的に助けになる
疾患の管理手術後、皮膚の保護が必要病院の案内に従って

※雨の日のレインコートは、保温よりお風呂の回数を減らしてくれる実用の品です。毛の乾きに時間のかかる犬種に、特に有用です。

服がむしろ害になるケースは?

ダブルコートの犬種に厚い服を着せると、熱がこもってむしろつらいです。毛が押されて通気がふさがれると、皮膚のトラブルの原因にもなります。そして、どの犬種でも室内の常時の着用は避けてください。暖房された家では服が要らず、長く着ていると毛玉と皮膚の刺激ができます。着せたとき体が固まって動かなかったり、しきりに脱ごうともがいたり、あえぎが頻繁になったら、あの子の送る拒絶のサインです。そのサインに勝ってまで着せる服はありません。

服のサイズと素材、何を見るべき?

サイズは、首回り、胸囲、背丈の3か所を実測するのが基本です。犬種別の標準のサイズだけ信じると、失敗の確率が高いです。同じ犬種でも、体形はそれぞれですから。胸囲に指2本が入る余裕が基準で、脇がすれないか、着せて確認してください。素材は、静電気の少ない綿の混紡が無難で、ファスナーよりマジックテープやボタンのほうが、毛の巻き込みが少ないです。これは飼いながら学んだのですが、うちのグルム(「雲」という意味の名前です)は、頭からかぶる服は大嫌いで、背中で留める服だけ許してくれるんですよね。着せる方式も、サイズと同じくらい重要です。

初めて服を着た日のぎこちない歩み、最高の自慢の種です

初めてベストを着てロボットのように歩く動画は、ご近所のわんちゃんの飼い主さんたちがみんなで笑う投稿になります。ぎこちながって、すぐはしゃいで駆ける変化まで収まれば、それがまた物語になります。クンクンに上げた動画には日付が残るので、この冬、初めて服を着る日のあの歩みを逃さないでください。

ご近所のわんちゃんに自慢する →

服の着せ方の実戦のコツ

服の嫌いな子の慣らしの順序

服を床に置いてにおいをかいだらおやつ、服に前足だけ入れたらおやつ、ちょっと着てすぐ脱がせながらおやつ。こうして細かく刻んで、数日かけて進めてください。着せるなり散歩に出ると、服を着ることが良いことのサインになって、慣れるのがずっと速いです。

着せてから確認する物

散歩の後に脱がせながら、脇と首の部位にすれた跡がないか、静電気で毛が絡んでいないか確認して、軽くブラッシングしてあげてください。服も、あの子の寝具のように定期的に洗濯すべきです。

機能別にちょうど2着で十分

真冬用の保温の服1着、雨の日のレインコート1着で、実用の目的は終わりです。かわいい服を買う楽しみを止めはしませんが、あの子の立場では、クローゼットが大きい理由はありません。

服を着せるかどうか迷ったら、散歩道のあの子を見てください。震えながら歩くなら着せて、はしゃいでよく歩くなら、それ自体が答えです。決定権はいつも、着る側にあります。

よくある質問

犬が寒がっているサインは、どう分かりますか?
体を震わせる、歩いていてしきりに止まってうずくまる、足を交互に上げる、家へ帰ろうと方向を変える行動が代表的です。耳の先と胴を触ったとき、やけに冷たいのもサインです。こういう姿が見えたら、散歩を減らすか服を考えてみてください。
ダブルコートの犬種は、真冬も服が要りませんか?
健康な成犬なら、だいたい要りません。ダブルコートそのものが立派な防寒着ですから。ただダブルコートでも、シニアだったりトリミングで毛を短く刈った状態、寒波に長時間出かけるケースなら、薄い保温の服が役立つことがあります。あの子の反応を見て判断してください。
室内でも服を着せておくのが良い子はいますか?
手術後の傷の保護や皮膚の疾患の管理のように病院で案内されたケース、そして暖房の難しい環境の短毛のシニア犬くらいです。それ以外の健康な子は、室内の常時の着用が毛と皮膚に負担なので、脱がせておくのが基本です。
靴も履かせるのが良いですか?
真夏の熱いアスファルトや、融雪剤のまかれた冬道のように、足裏の保護が必要な状況では有用です。ただ犬は足裏で地面を感覚するので、窮屈がる子が多いです。慣らしのトレーニングが必須で、短い区間用に使うか、散歩後の足洗いと保湿で代わりにする方法もあります。
服を着せたまま、ハーネスを着けてもいいですか?
服の上にハーネスを着けるのは大丈夫です。ただ、服とハーネスが重なって締め付ける部位がないか確認すべきです。最近はハーネス一体型の服やリードの穴のある服もあるので、冬の散歩が多いならそういう製品が楽です。服の中にハーネスを隠すと、引っ張るとき服がすれるので避けてください。

この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。