散歩友だちのボミ(ミックス)をなでていたら、うちのグルム(「雲」という意味の名前です)が私の手とボミの間に頭を割り込ませてきました。そしてボミのほうへお尻を向けて座ったんですよね。誰が見てもやきもちでした。でも本当にそうなのか、それとも私が人の感情を当てはめただけなのか。調べてみたら、これを実験した研究があったんです。
はい、やきもちと見られる行動が、研究で確認されました。飼い主さんが他の犬のぬいぐるみをなでるとき、犬たちは割り込んで、押しのけて、ぬいぐるみにうなったのですが、本やバケツにはそうしませんでした。ただし犬のやきもちは「あの犬が憎い」より「私の飼い主さんを失うかも」に近いです。だから扱い方も、罰ではなく安心です。
いちばん有名な実験は、飼い主さんに3つをなでさせたものです。吠えてしっぽを振る犬のぬいぐるみ、かぼちゃの形のバケツ、そして声に出して読む本。犬たちはぬいぐるみの前でだけ、飼い主さんとぬいぐるみの間に割り込んで、飼い主さんを押したり触ったりして、ぬいぐるみを噛んだりうなりました。バケツと本には、ほとんど反応がありませんでした。その後の研究では、飼い主さんが本物の犬とやり取りするのを仕切りの裏で見ているだけでも、リードを引っ張って近づこうとするという結果が出ました。目に見えなくても、想像だけで反応したのです。人の赤ちゃんのやきもちの反応と似た構造なので、研究者たちは「やきもちの原型がある」と見ています。
| やきもちの行動 | 様子 | 似ているが別の物 |
|---|---|---|
| 割り込み | 飼い主と相手の間に体を入れる | 遊びの要求(おもちゃをくわえてくる) |
| 押しのけ | 鼻や前足で飼い主の手を押しのける | 要求(おやつやなでてのおねだり) |
| 相手にうなる | 飼い主に触る犬や人に | 資源を守る(ごはん、クッションの前でだけ) |
| くっついている | 普段よりひざの上、足元にくっつく | 不安(飼い主がいないときも落ち着かない) |
| 突発の行動 | 急に吠えたり物をくわえてくる | 興奮(お客さんが来るといつもそう) |
| すねる | 背を向けて隅へ行く | 疲れ、痛み(普段からそう) |
やきもちは「飼い主さんの関心」が対象です。飼い主さんが他の対象といるときだけ出て、関心が戻るとすぐ解けます。資源を守る行動は、ごはん、おもちゃ、クッションのように物が対象なので、飼い主さんがいなくてもその物の前でうなります。不安は、飼い主さんが他の犬といてもいなくても、飼い主さんが離れること自体に反応します。3つとも同じように割り込んでくっつきますが、原因が違うので対処も違います。やきもちは安心させれば良く、資源を守る行動は物の管理、不安はひとりでいる練習が答えです。
これは飼いながら学んだのですが、グルムは私がボミをなでると割り込むのに、私がボミの飼い主さんと話をするだけなら平気です。人の手が他の犬へ行くことだけが問題なわけです。まさに、やきもちの定義どおりです。
2人の間に頭を割り込ませる瞬間、しょんぼり背を向けた後ろ姿は、セットで残す価値があります。クンクンに上げた写真には日付が残って、後でめくってみると、あのとき2匹の仲がどうだったのかそのまま見えます。やきもちの顔がこんなにかわいくていいのか、と思えてきます。
今日の様子を写真に残す →赤ちゃんを抱いているときだけ犬を押しのけると、赤ちゃんが悪いサインになります。逆に、赤ちゃんを抱いているとき犬におやつと言葉をかけて、赤ちゃんが眠っている間はむしろ関心を減らしてください。「赤ちゃんがいると良いことが起きる」というつながりが核心です。
先住の子を先にかまう原則を守って、2匹目に触るとき先住の子の名前を一緒に呼んであげてください。先住の子だけの2人きりの時間を毎日10分でも確保すれば、やきもちが攻撃へ広がりません。
その人に散歩とごはんを任せてください。飼い主さんの関心を奪う人ではなく、良いことを持ってくる人として定着すれば、やきもちは消えます。最初から抱きしめたり、無理に親しくなろうとするのは逆効果です。
やきもちを焼くというのは、それだけ私たちを失いたくないという意味です。その気持ちを叱ることではないでしょう。ただ「失わない」ということを毎回見せるのは、私たちの役目です。他の犬をなでる手の横に、この子のためのもう片方の手を残しておいてください。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。