うちのグルム(「雲」という意味の名前です)は、トリミングに行ってきた日の夜になると、ソファの隅で背を向けて寝ます。最初はすねたのかと思ってかわいがっていたのですが、ある日はごはんも食べず、一晩中震えていました。そのとき知りました。トリミングは犬にとって、2、3時間がかりの大ごとだということを。それから、トリミングの前後にやるルーティンを作りました。
トリミングのストレスはトリミング前の30分の散歩、トリミング後の静かな回復の時間だけでも、目に見えて減ります。前はエネルギーを抜いて軽く食べさせて、後はお客さんや遊びなしに休ませてあげてください。ここに、家でバリカンの音にあらかじめ慣れる練習と、ケージ待機のないサロンの選択が加われば、ほとんどの子が楽になります。
見知らぬ場所、見知らぬ人の手、バリカンの振動、ドライヤーの騒音、テーブルの上で何十分も立っていること、他の犬の吠える声、そして飼い主さんがいないこと。このうちひとつだけでもつらいのに、トリミングはこれを一度に全部経験する仕事です。これは飼いながら学んだのですが、あの子がトリミングの後に隠れたり震えるのは、トリマーさんが何か間違えたからではなく、ただその2、3時間が長すぎたからなんですよね。
| タイミング | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 前日 | ブラッシングでもつれを解く、お風呂はしない | もつれた毛はトリミングの時間と痛みを増やす。お風呂はサロンで |
| 当日の朝 | 30分以上の散歩、排泄まで | エネルギーを抜いてこそテーブルでおとなしい。排泄はトリミング中の事故防止 |
| 出発前 | 普段の半分だけ食べさせる | 空腹は不安を育て、食べすぎは嘔吐のリスク |
| 預けるとき | あいさつは短く、淡々と | 飼い主さんがそわそわすると、あの子も不安になる |
| 迎えた後 | 落ち着いて連れて帰る、家で水と休息 | 興奮した歓迎は、あの子の緊張をさらに上げる |
| 当日の夜 | お客さん、遊び、お風呂なしで静かに | 回復に半日は必要 |
※トリミングの後、ごはんを1食抜く程度はよくあります。翌朝まで食べなければ、そのとき確認してください。
グルムはドライヤーの慣らしがいちばん長くかかりました。2週間、ドライヤーをつけたままごはんをあげたら、今は音がするとむしろ近づいてきます。ごはんの時間だと思って。
トリミングの腕前と同じくらい重要なのが、待機の方式です。ケージで2、3時間待つサロンと、予約の時間にすぐ始めて1匹ずつ見るサロンでは、あの子が経験する時間が2倍違います。トリミング中の飼い主の見学ができるか、トリミングの後すぐ連絡をくれるか、あの子がつらそうなら途中で止めて相談してくれるかも聞いてみてください。一度行ったときあの子がやけにつらそうだったなら、サロンを替えるほうが、あの子を変えるより簡単です。
トリミング直後の顔は、数週間後にはもう見られない姿です。クンクンに上げた写真には日付が残って、ご近所のわんちゃんたちのいいねが付きます。トリミング後の表情を集めて見れば、どのサロンで楽だったのかも、表情に表れます。
今日の様子を写真に残す →半日から1日は正常の範囲です。無理に抱き上げたり遊ぼうとせず、好きな毛布を敷いてあげて、横にただいてあげてください。2日を超えて続くなら、どこか痛いのかもしれないので、体を調べてみて。
短くなった毛のせいで、皮膚が敏感になったのです。バリカンの通った場所が赤かったり腫れていたら、バリカンやけどかもしれません。1、2日見守って、ひどくなれば病院で見てもらうべきです。
爪を短く切りすぎたか、トリミング中にけがをしたのかもしれません。足の裏と爪を調べて、傷があればサロンに知らせて病院へ行ってください。
トリミングは犬にとって、良いことというより「耐え抜くこと」に近いです。ただ、耐えやすくしてあげることはできます。前日のブラッシング、当日の散歩、夜の静けさ。この3つを守るだけで、次のトリミングが変わります。うちの子がやけに敏感なのではありません。ほとんどがそうです。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。