初めてうちのグルム(「雲」という意味の名前です)を迎えたとき、私は週に1回きっちり洗っていました。清潔なのが良いことだと信じていましたから。そんなある日、おなか側が赤く荒れているのを見て病院へ行ったら、「洗いすぎるのも問題」という言葉を聞きました。そこから、お風呂の頻度をちゃんと勉強しました。
健康な成犬基準で2~4週間に1回が、一般的に推奨されるお風呂の頻度です。皮膚が脂っぽい子は2週間、乾燥した子は4週間の側へ寄せれば大丈夫です。それより頻繁に洗うと皮膚の保護膜がはがれて、かえってにおいとかゆみが増えます。
獣医学の分野で一般的に案内される基準は、2~4週間に1回です。人のように毎日洗ってはいけない理由があります。犬の皮膚は人より薄く、皮脂が作る保護膜が皮膚を守ってくれるのですが、お風呂のたびにこの膜が一緒に洗い流されますから。膜がまたできるのに数日かかるため、その間に乾燥してかゆくなります。
| 肌/毛のタイプ | 推奨の頻度 | ポイント |
|---|---|---|
| 普通の肌、短毛 | 3~4週間 | 散歩の後、足だけふけば十分なケースが多いです |
| 脂っぽい肌、早くにおう | 2週間 | 脂漏性の皮膚は処方シャンプーを使うこともあります |
| 乾燥した肌、フケ | 4週間以上 | 保湿シャンプー、お風呂の後の保湿剤 |
| カーリーの長毛(プードル、ビション) | 2~3週間 | お風呂よりブラッシングのほうが重要です |
| ダブルコート(ポメ、柴) | 4~6週間 | 乾かすのに時間がかかって、頻繁だと湿疹ができます |
※皮膚病の治療中や薬用シャンプーを使う子は、獣医師が決めた頻度に従うのが正解です。
これは飼いながら学んだのですが、「においがするから洗うのに、洗うほどにおいがひどくなる」悪循環があります。保護膜のはがれた皮膚は防御のために皮脂をもっと作り出して、その皮脂がまたにおいを作ります。グルムのおなかが赤くなったのも、結局これでした。頻度を2週間に延ばしたら、1か月で皮膚の色が戻りました。
そしてカーリーの毛の子たちは、お風呂を頻繁にしてももつれは解けません。むしろ、ぬれて乾く過程で毛がもっと固まります。お風呂の前にブラッシングでもつれた場所を先に解いてあげるのが順序です。
逆に、もっと先延ばしにしてもいいケースもあります。冬に室内でだけ過ごす小型犬、シニア犬、皮膚がやけに乾燥した子は、4週間を超えても大丈夫なケースが多いです。においがなく皮膚がきれいなら、無理に頻度を満たす必要はありません。
お風呂の頻度は、最後のお風呂がいつだったのか分かってこそ守れます。お風呂の日のふわふわの写真をクンクンに上げておけば投稿に日付が残るので、フィードを見れば何週間たったのかすぐ見えます。皮膚の状態が変わった時点とお風呂の間隔を突き合わせるのも楽です。
ふわふわの日の写真を残す →足とおなか、お尻の周りだけぬるま湯ですすいで、よく乾かしてあげてください。全身のお風呂と違って、保護膜を大きく崩しません。わが家は玄関に小さなたらいを置いて、足だけ浸してから出します。
ブラッシングは、ほこりと死んだ毛を取り除いて、皮脂をまんべんなく広げてくれます。実は、においの管理にはお風呂より毎日のブラッシングのほうが効果が良いです。5分で大丈夫です。
急ぐときは、犬用のドライシャンプーや無香のウェットティッシュで体をふいてあげる程度で十分です。ただし人用のウェットティッシュは香料とアルコールが入っているので避けてください。
最後にひとつだけ。お風呂の頻度を守ろうとして、あの子がお風呂そのものを嫌いになったら本末転倒です。水を怖がる子なら、頻度を少し延ばしても、ゆっくり慣れさせる側が良いです。どうせ一生やることですから。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。