うちのグルム(「雲」という意味の名前です)を迎える前夜、私はフードとクッションだけ買って満足していました。肝心なことはひとつも確認しないままで。散歩の時間をどう作るのか、出張のとき誰が見てくれるのか、病院はどこなのか。あのときこのリストがあったら、最初の月がずっと楽だったはずです。
迎える前に確認するのは、結局時間、お金、人の3つです。1日の散歩1時間を15年間出せるか、月2万~4万円の固定費が受け止められるか、家族全員が同意していてアレルギーがないか。ここに住まいの規定、預け先、病院の距離、最初の2週間の計画、シニア期への備えまで、10項目を点検すれば大丈夫です。
ひとつでも「どうかな」が出たら、今は時期ではないかもしれません。無理に流さず、その項目を解決してから迎えてください。犬は待ってくれます。
| 番号 | 確認の項目 | 基準 |
|---|---|---|
| 1 | 1日の散歩の時間 | 毎日2回、合わせて1時間を出せるか |
| 2 | 15年の責任 | 引っ越し、結婚、出産、転職を経ても一緒にいられるか |
| 3 | 月の固定費 | フード、おやつ、トリミング、病院、用品を合わせて月2万~4万円が可能か |
| 4 | 家族の合意 | 反対する家族がひとりもいないか、主な担当が決まったか |
| 5 | アレルギー | 家族全員が犬アレルギーの検査をしたか、触れた経験があるか |
| 6 | 住まいの規定 | 賃貸契約とマンションの管理規約のペットの条項を確認したか |
| 7 | 預け先 | 出張、旅行、入院のとき預ける人や施設があるか |
| 8 | 動物病院 | 車で20分以内に病院が、1時間以内に夜間救急動物病院があるか |
| 9 | 最初の2週間の計画 | 連れてきた直後の2週間、家にいる時間を増やせるか |
| 10 | シニア期への備え | 10年後の病院代と介護の時間を考えてみたか |
※10番は迎える前には実感が湧きませんが、犬の人生の最後の3年がいちばん手がかかります。
これは飼いながら学んだのですが、7番の預け先がいちばんよく問題になるんですよね。迎えるときは「旅行に行かなければいい」と考えるのですが、15年間一度も家を空けないことはできません。親の病院、会社の出張、結婚式。そのたびに、犬を預ける人やホテルが必要です。私はグルムを迎えて半年後に出張が入って、急いでホテルを探しながら、初対面のところに預けるのがどれほど不安か知りました。
6番の住まいの規定も、意外に多く引っかかります。賃貸は契約書にペットの禁止条項があるケースがあり、マンションの管理規約に大きさや頭数の制限があることもあります。迎えた後に知ると、引っ越すしかありません。
犬と暮らすのがどういうことかは、よそのおうちの日常を見るといちばん早く感じがつかめます。クンクンのご近所フィードには、朝のお散歩完了の投稿、トリミングに行ってきた顔、雨の日に窓の外を見る後ろ姿のような自慢が積もっています。迎える前にのぞけば、想像が現実になります。
ご近所のわんちゃんをのぞいてみる →動物病院をあらかじめ決めておいて、最初の診療の予約を取っておいてください。連れてきた翌日か2日以内に健康の状態を確認するのが良いです。預け先も、迎える前に一度訪ねておけば、急ぐとき慌てません。
新しい環境に慣れる2週間は、家に人ができる限り長くいる必要があります。有休をこの時期に使う方も多いです。この2週間が、分離不安とトイレの習慣の半分を決めます。
フード(今食べていた物そのまま)、水の器、クッションかクレート、トイレシート、首輪とハーネス、この5つで最初の週は十分です。おもちゃと服は、あの子の性格を見て後で買っても大丈夫です。私は初日におもちゃを10個買ったのに、グルムは私の靴下だけ好きでした。
チェックリスト10個を全部通過しても、いざ迎えれば予想外のことが起きます。それでも大丈夫です。準備した人は、慌てても崩れませんから。このリストの役目は完璧ではなく、その程度の準備です。
この記事は一般的な情報であり、獣医学的な診断に代わるものではありません。愛犬の状態は動物病院にご相談ください。